LIVE at 日本武道館 〜2235 ZERO GENERATION 完結編〜

このビデオを見ながら、DATA NO.6のクリップは一度見たいなあとか、LAND OF THE LIARでドラムセットが前に出てくるところは何回見てもかっこいいなあとか、ぼんやり思ってました。ひたすらかっこいいな、このライヴ。実を言うと、アルバムのIIIって単体だといまいちぴんとこなかったんですよ。なんちゅか、難しすぎ? でも、ストーリーブック読んで、ライヴ映像を見たらようやくすっと頭に入ってくるようになりました。あんまりかっこいいんで、ビデオ→DVDレコに落としてRに焼く→PCに取り込んで映像と音声を分離→えせライヴアルバム作成、までやりましたからね、完結編は。文明の利器万歳。(複製は個人の楽しみの範疇で)
TVのスピーカーがヘボいせいもありますが、音だけ切り離して聴いてみたくなったんです。なんていうのかな、現場の空気感みたいなものを肌で感じたくなった。例えば、映像で表情とか動きとかを見てればノってるかどうかは簡単に判るわけですけども。ビデオ見ながらでも、FREAKSのイントロとかでね、音から発散される感情のうねりみたいなものを強く感じたんで、それを確かめたくなったわけです。
んで、えせライヴCDを作って聴いてみて。面白かったー。映像に気を取られて聞き損ねてた音も聞こえるし。ソフト化する段階で既にいくつものフィルターがかかってるわけなんで、もちろんナマで現場にいるのとは全然違うはずなんですけど。息遣い、みたいなものが聞こえる気がしました。その場にいられれば全身に叩きつけられたであろう熱気とか。実際にナマで見るというのは、過ぎてしまった事柄な以上それこそ2235年にならないとできないことなんですが(笑)現場にいられた人を羨みつつ我慢できるくらいには迫れた気がします。思い込みは大事(ぉぃ 音に現れる感情成分は、ドラムが顕著な気がします。その場から動けないせいなのかなあ。「RED ON RED」ツアーパンフの言葉じゃないですが、「聞けー!」て言ってるのが判る気がする。
あ、映像も、冒頭で書いたとおりすげいかっこいいんですよ? 噛み付くように歌う西村さんとか。心底気持ちよさそうな山田さんとか。目の輝き具合が日常と絶対違うであろう北島さんとか。2235のコンセプトに沿って言うなら、がんじがらめの規制から解放された人間の歓喜って感じすか。人間としての原初の感情を知った2235年の人たちが、その感動を全身で表している、と。DATA NO.6でクリップがライヴ映像にかぶるところは鳥肌立ちました。ああもうかっこいい。映像が残ってて幸せだなあ。