DESPERATION

ファンになってから初めて手にする新曲です。旧譜もそりゃ初めて聴く曲がたくさんあって、手に入れるたびにうっとりできたんだけど。やっぱり、今動いてるなら今の音が聴きたいじゃないですか。どんなに旧譜を愛せても、新曲がピンとこなけりゃ熱も引くだろうしね。
最初、オフィシャルでタイトルだけ発表があって。「DESPERATION」。辞書引きましたよ。英語は中学英語以来さっぱりですから。出てきた意味が「絶望・死物狂い・自棄」。頭に「絶望」て書いてあったらドッキリするちうねん。でも、ね。気になって「絶望」を和英で引くと、この単語は出てこないんです。とすると、絶望以外の意味の方が主なわけだ。それでようやくニヤリとできました。このおっさんたちは、やる気だ。続いて発表された歌詞は絶望を物語っていて、ちと微妙な気持ちになりつつ。(そして慌ててFCに入会する(笑))2曲目があれだったんでそんなに心配しなかったけどね。うん、底を打ったら、あとは浮上するだけだ。
前振りなげえな。そんでまあ、TMのDD武道館のチケットは持っていたので、先行発売で購入。その場で開封して聴いて。TMのライヴ前だってのにちょっと泣きそうでした。もうかっこいい。凄いかっこいい。その場で「今日はもうTMどころじゃないよ!」と宣言して同行の友人に嫌がられる(笑)いえ、TMファン歴はこれでも10年以上ありますから、ちゃんと楽しみました。大丈夫です。アホみたいにテンション上がってたのは初めて見たナマ西村氏のせいだけど。(ぉぃ いやいや、TMもちゃんとかっこよかったんですよ? Tシャツ絞れそうにになるまで踊ってきたし。そして着替えにTシャツを購入。フェンスの。(そこがさ……)
家に帰ってゆっくり聴いて。しみじみかっこよかった。「DESPERATION」は、音の傾向としては「薔薇のダイヤを胸に」と同じアルバムに入るんだろうなという音で、アグレッシブで重厚。「本当の悲しみを抱いて」なんて歌ってるくせに全然前向きじゃないか(笑)いえ、西村さんの声は焦燥に染まって切なくて、だからこそちょっと泣けたんだけど。みっしり詰まったバックの音に圧倒されました。凄い凄い。
続く「VANISHIN' ROAD」はまんま走り出す曲。ドラムも、ギターも、ベースも、凄い勢いで疾走してる。聴いてるとね、体が疼いてしょうがないんですよ。イントロから足首回して、銃声でGOだ。「捕まらないぜ 誰にも」待って。置いてかないで(笑)これはライヴで聴いたらキレるだろうなと思ってたら案の定キレました。周りにいた人ごめんなさいです。ひりついた西村さんの声にも散々煽られつつ。挑みかかるようなその歌声は、なんて色っぽいんだろう。たまらないです。
3曲目、「HARD LIPS」はリミックス。すいません、旧アレンジがもう頭に残ってないです(笑)後で聴こう。バラードアレンジになっていて、先刻「VANISHIN’ROAD」で上がったテンションをクールダウン。冷めちゃうわけじゃないんだけどね。例えるなら、思い切り汗をかいたとき、ちょっと肌がひんやりする感じ。囁くような、たまに掠れる西村さんの声は、何で汗をかいたんですか? と思わずツッコみたくなります。(こら)
うわ。長いよ。こんなに書くなよ(汗)んでも、言葉にし始めたら止まらないや。いやもうかっこいいからさ。さて、息子が最初に口ずさむのはどれでしょう?(笑)
追記。「HARD LIPS」元アレンジを聴いてみた。わはは。イントロのシンセのフレーズが露骨に「あの頃」だ(笑)ひりひりした焦燥と走り出したくなる感じはこのアレンジにもあって、だからなのかな、今リミックスされたのは。