TM NETWORK DOUBLE-DECADE TOUR“NETWORK”

届きました見ました。
4/21の方は現場にいなかったので初見なわけですが、こう、なんというのか、まだこなれてないという印象でした。やりたいことははっきりあるけど、その形にまだ馴染んでないというか。旧作に新しい音を乗せてみたものの、音同士がぶつかってる感じかな。
そして武道館。現場で見てたときは何も判らなくなるほど気持ちよかったわけですが、DVDで見てもかっこいいな。うっかり見ながら全編踊ってしまい、息子が不思議そうに私を見上げていました。申し訳程度に付き合ってくれた息子よありがとう。でも、TIME TO COUNTDOWNは気に入ったようでノリノリでしたよ。
さてと、感想を。TMファンかつにわかフェンスファンとしては幸せ絶頂な第1部。初手からえらいことになっています。なにこのGETWILD。これでボルテージ上がらなきゃ嘘でしょう。かっこいい。。続いて演奏された曲もライブでは定番の曲ばかりなのですが、定番になるには理由があるという風で押せ押せですよ。いつもの曲。でも、ちゃんと今の音。そんなTMが大好きだった。そいで実は、TMのライブ初参加はCAROLなので、生ベースが入ったTMの音を生で聴くのは初めてだったんですよね。……なんですかこの無闇にかっこいいベース。うわあ。西村さんひいきだから言うわけじゃないですけども、低音がきっちり聞こえる音は大好きなんだ。無論、ドラムもギターもかっこいいんですが。そしてウツの声もすごいんですが。生で見たときの感想が頭に残ってないんですが、これ、すごいバトルセッションだ。。全員容赦ねえ(笑)個性と個性の凌ぎあいがものすごいうねりとなってびしびし迫ってくる。出せるものを全部出し切ってぶつけ合っても崩壊しない音楽。すごいすごい。
続いて第2部。TMNこそがリアルタイムな自分としては、懐かしい印象。音はちゃんとDD仕様なので、懐かしいのは雰囲気かな。TMNって「バンド」だよね。駆け引きっていうか、他のパートとの兼ね合いっていうか、押したり引いたりが絶妙で。ひとつの塊としてサウンドが耳に届く。TIME TO〜であのイントロから歌に入れるウツすげえ。
そして第3部。これは、4/21のひとつの完成形なのかな。4つ打ち4つ打ち!(笑)4/21の方はたまにノリ所が判らなくなったりもしたんですが、こっちはもうイケイケで。JUST ONE〜かっこいいなあ。。第3部を通しての感想ですが、個人的にひどく気持ちいい音。
アンコール。やっぱり来ていた松本氏(笑)松本さんのギターは歌うようですね。お祭騒ぎなセッションで、見てるこっちもニコニコです。好きだった時期はそれぞれ微妙にずれるものの、TMファミリー丸ごと大好きな自分にとってはまさに豪華絢爛夢の饗宴でした。
いやあ、いいもの見た。ありがとうTM NETWORK。ありがとうFENCE OF DEFENSE。(そこか)
蛇足ですが、やはり西村さんはベーシストなのかなと思ってみたり。フェンスの時の歌声も好きだけど、なにしろ第1部のベースがすごかった。なんつか、自己主張ぶりが(ぉぃ ベースも弾けるボーカリストとして参加するなら、コーラスの声がもっと聞こえるんじゃないかな。(いやその、PAの関係もあると思うのでなんとも言えないんですが)ちなみに、蛇足の蛇足ですが、西村氏初プロデュース作品「亜蘭知子/浮遊空間」はたいそう面白いです。たまにベースしか聞こえな(略)フェンスの皆様ニアミス作品でもあるので、機会があったら聴いてみると楽しいと思います。メインボーカルよりでかいコーラスとか。(こら