PUNK TANG EDGES

PUNK TANG EDGES

PUNK TANG EDGES

隅っこに置いてある100質でも言ってますが、いまのとこ一番好きなアルバムです。当時のインタビュ記事など読みますと、「なんでこの3人なのかを再確認したかった」等と書いてあり、ちょっぴり遠い目をしてXXXに思いを馳せてしまうわけですが。そのせいか、このアルバムはいろんなものがひどく過剰な気がします。みっしりFENCE OF DEFENSE。息苦しいほどに。でも、大好き。

  1. SOUL X-PLOSION
    • 最近のライブでは定番なのか? 今日もやるかなあ。ライブで聴くともれなくブチ切れますが、家で聴いててもテンション上がる上がる。走り出したくてうずうずする。むしろ飛べるなら飛びたい感じ。アドレナリンを燃料に空を飛べるなら、ハイスピードで地面すれすれに。高く上がる感じじゃないんですけどね。車で聴きながら走ったらスピード違反で切符切られそうです(笑)いや、自分は免許持ってないけども。
  2. Mystic Rain
    • 車の話が出たのでそのまま続けると、ドリフト音のようなギターが気持ちいいです。そういやイントロの単音のギターも族のクラクションのような。(ぉぃ そっちの定番はゴッドファーザーですが。サビの振り絞るようなハイトーンのボーカルに骨まで軋む。どんだけGがかかってんだろ。
  3. イタイイタイ抱きたい
    • イントロの重いリズムがアイドリング時の排気音のよう。(そろそろ車から離れようよ)一転してベースの主張が強い曲だなあ。生まれたばかりの妖精がどう勇ましいのかは想像つかないですけど、きっと人型じゃないんだろうな。ところで、歌詞カード見ながら聴いても「ヒステリックな世界の下着をゆるめよう」に聞こえるんですが、なんか溜まってますか? 自分。ふんどしだったらちょっぴりやだな。
  4. 世界は嵐のままでいい
    • このアルバムと次のL.A.S.T.には砂漠のイメージの曲がいくつかあるんですよね。この曲ははっきり「砂漠」と歌詞にありますが。照りつける太陽と舞い上がる砂埃。エジプトあたりかなとぼんやり思い。「この愛だけが生き残ればいい」と歌いながら、愛する対象が見えない。祈りという単語がいくつか出ているってことは、恋人とか、特定の人間に対するものじゃないのかな。だとすると、この曲はフェンス流のゴスペルってことになるんだろうか。
  5. 真実の絆
    • アンプラグドなのにみっしり。デジタルでピコった耳にはひどく新鮮でした。バックはギターとパーカッションだけですよね? もともとこれでもかってくらいにみっしり詰まった音が好きではあるんですが、ギター2本とパーカッションだけでこれだけ圧力かけられるんだなあ。生音のパワーを思い知った感じです。歌もすげー。
  6. Fresh Killed Love
    • どこなんだ、とか、いつなんだ、とかは考えないほうがいいっすね。「今は未来」という言葉には別口で思い入れがあるので、もうサイテーと言われるとしょんぼりしてしまうんですが(笑)いいじゃないか、刹那の連続が人生だって。ちみっと調べたらFresh Killという映画があるんですね。邦題「ドラッグ・チェイス/裏切りの報酬」。どんな映画なんだろう。曲はいい感じにゆんゆんしています。かっこいい。ヤケ酒のあとの鼻歌にぜひ。
  7. MARIA
    • 昔書いたメモをコピってみよう。「ある意味トランス。サウンドのジャンルがじゃなくて歌詞の世界観が。ブラウン管に限界まで近づくと、全ての色がRGBに分解されますが、そんな色彩の世界」なんていうか、ぎらぎらっとしたエフェクトのかかった木漏れ日の印象なんですよね。ちょうど気を失って森の中で目を覚ました、てなシチュエイションの。
  8. ガラスの十字架
    • 実はこれ、メロはけっこう歌謡曲っぽいと思うんですよ。サビなんか特に。それが調理の仕方で何でこんなにスリリングになるんだろう。ねちこい歌い方のせいかな。裏ごししたアボカドくらいねっとりしてますよ? (でも植物性)やらしー。なんてかやらしー(笑)3日くらい部屋にこもりっぱなしで何やってたんですかあなた方は、と。……やっぱりなんか溜まってんのかな。いいや、今日のライブで燃え尽きよう。
  9. Fetishismatic Desire
    • こっちの方がロコツに煽ってるんですが、あからさま過ぎるとかえって健康的というか(笑)It's showtime。痛そうに身につけた〜でlive digitaglamの西村さんの衣装を思い出しちゃダメだよな。きっとな。
  10. sensual Politician
    • Fetishismatic Desireがいまいち印象が薄いのは、ガラスの十字架とこれに挟まれてるからじゃないかと思いつつ。イントロからトップスピードです。この曲エンドレスで1時間は踊れます。多分。最後の無音部分が長すぎて1曲リピートに向かないのが残念。アタマ冷やせってか。SOUL X−PLOSIONに比べ、こっちは走るより大暴れで。ドラムもギターもかっちょいいんですが、ベースのドライブ感がたまらないです。歌詞は「ポケットの中の鍵を片手で探っているうちに〜こんな僕達が 今更救われると言うのかい?」ていうセンテンスがすごい好き。世界を変えられないなら遊んでしまえと言ったのは敬愛する鴻上尚史さんですが、踊っているうちに世界は終わりますか? いかん、ゆんゆんしてきた。一言で言うならクレイジー

後半調子が出てきていつにも増して意味の判らないレビューになっている気がしますが、まあいいや。盛り上がってまいりました。行っちゃうぞライブ。待ってろFENCE OF DEFENSE