西村麻聡クリスマスライブ2004(20041218)

SET LIST

  • SARA
  • Lies & Reason
  • Loving You!
  • juvinola
  • mesto
  • 最初から今まで (冬ソナ主題歌)
  • ゲスト1:nico
    • ??
  • スト2:高橋菜々
    • ??
    • 手紙(清心嬢の曲のセルフカバー)
  • Glory to The Heaven(ゴスペル?)
  • − 抽選大会 −
  • ??(ジャズのスタンダード曲)
  • Freaks
  • きらめく星のメリーゴーランド
  • LEFT ALONE(カバー)
  • PEACE LOVIN' MAN
  • ひまわり

とりあえずセットリスト。正式なのは……出るのか?

そんなわけで行ってきました。会場はすごく綺麗で居心地のいい空間で、ライブハウスというよりステージのあるカフェといった印象。ほら、ライブハウスっていうと入り口の扉にガシガシ落書きがあって汗とタバコの匂いが染み付いたような印象しかないからさあ。ちょっと恐縮しながら中に入ったのでした。ご飯は美味しかったです。豆腐ケーキにちょっとびっくりしつつ。あれ、少しソースかなんかで酸味があるともっとおいしいと思うな。ブルーベリーとか、オレンジとか。
さてさて、食事タイムが終わっていよいよ本番ですが、出てきたジャズメンの大人っぷりにまずびっくりします。スーツにネクタイですよ。恰幅もいいですよ。出てきただけで貫禄が滲んでいます。その後ろからひょっこり現れた西村さん。こちらは、誰ぞの歌じゃないですが、永遠の少年な雰囲気ですよ。こげ茶?のセーターに革パン、そしてマフラー。このマフラーが後で物議をかもすことになるんですが、それはおいおい。
各自ポジションについて、目配せしつつ演奏開始。FENCE OF DEFENSEの曲のジャズアレンジですね。ものそい正直に言えば、ジャズはまだよく判らないです。こう、電波レビューでお分かりのとおり、私は音から何かを想像するのが好きですが、ジャズはね、まだ見たままの風景しか頭に浮かばなくて。年齢的なものか、個人の趣味のベクトルの違いかは判りませんが、グルーヴのテンポがまだまだしっくり来ない感じ。まだ中身がコドモだからかなあ。個々の音は気持ちいいんですけどね。ただ、やってる西村さんがたいそう楽しそうなので、それだけで幸せな気分になりました。ハンドマイクで歌う姿なんていう、珍しいものも見せてもらいましたし(笑)すんごい気持ちよさそうに歌っていたので、その気持ちよさを共有できない自分がちょい悔しいです。スポーツにも実際にやるスポーツと見るためのスポーツてのがあると思うのですが、もしかしたらジャズは、演る人向きの音楽なのかなと思ってみたり。(とか言うと、ジャズリスナーに怒られそうですが)あんな風に弾けたら、吹けたら、歌えたら、きっと気持ちよかろうなと。そういや西村さんも盛り上がったらステージで歌ってもいいよとか言ってたっけか。(出演料払ってね、だって(笑))
ジャズメンの皆様がはけて、ステージは西村さん一人に。「一人フェンスで」というコメントからmesto。西村さんのアコギの音って生で聞くとがりがりっと固いんだなあ。ギター一本で聴くmestoは歌がまっすぐに心に響いてやっぱりちょっと泣けます。
ここで長めのMC。今年1年を振り返ったりしつつ、流れは冬ソナの話題に。事務所の方がヨン様のマネージャーと親しいんだよ、というプチ自慢。しかし、観客の食いつきの悪さに反応のリテークを出す西村さん(笑)しょうがないじゃんよう。ワタクシ、今年はマー様やらタル様やらケン様を追っかけるのに夢中でペ様なんか一切視界にありませんでしたよ? 前に書いたとおり、TV見なくなっちゃったしー。でも、そんな西村さんが言うことには「これ(マフラー)もちょっと意識してきたんだけど。昨日渋谷で買ってきたのに」と。なんと、少年くささを演出して素敵に似合っていたマフラーは冬ソナ仕様だったようです。場内、困惑しつつも爆笑。西村さんは、プチ自慢よりもウケがいいのに困惑。「こういう苦労は他人には判らないもんなんです」て(笑)思わずこんなAAを貼りたい気分です。( ´∀`)σ)Д`)
冬ソナ仕様の西村さんは、主題歌「最初から今まで」をカバー。イントロを爪弾いてた手を止めて「悲しいねー」とぼそりと呟きます。この曲、実はイントロしか知らないんですが、確かにあざといくらい切ないメロディでした。
ここからはゲストコーナー。2組登場しまして、1組目は事務所の新人さんとかいうnico。(表記これでいいんかな)男女二人組のユニットです。ギター兼コンポーザーのa-beeさんはなんだか変わったギターを弾いてました。12弦あったような、でも、見た感じは6弦のような。金属的な、面白い音だったな。あれ、正式名称があるんでしょうか。
2組目は高橋菜々さんという方で、清心嬢に曲を書いてる方みたいです。西村さん、一度彼女のライブにエレクトリックギター(笑)でゲスト出演したらしいんですが、納得のいく演奏が出来なかったそうで。「ナメてました。エレキギター」と。今回はそのリベンジでいっぱい練習したそうです。ゲストが若い方だったせいか、西村さんの見た目年齢が急に上がります。いや、老けて見えるってんじゃなくてね。お父さんて感じ。
ゲストコーナーの後は、みんなで合唱してみようのコーナーです。事前に配られた楽譜を見つつ西村さんが指導してくださったんですが、プロの厳しさでさらっと流す西村さんに会場はついていけず。はたと、「この曲みんな知ってるでしょ?」と尋ねるも、大半が知らない曲だったようで。もちろん、私も知らなくて。「選曲間違えたか……」とヘコむ西村さんのためにみんな頑張りましたよ。その甲斐あって、そこそこ形にはなりました。ゴスペル界では有名な曲なんかなあ。。
続いて抽選大会。ここでまた事件が起こるんですが。ま、まあ、いいかな。刺繍とか乾いた葉っぱの話は今更私がしなくても(w 夏のライブのときの健ちゃんの台詞が脳裏をよぎります。「いいの。あなたはそのままで」と。抽選会では、友人に買い物を頼まれてたおかげで、ワタクシ、ペ様の雑誌を頂きました。うーん。西村さんの手から受け取った喜びはあるものの、正直微妙(笑)今度はぜひ、マー様の写真集をプレゼントにしてください。いや、ほんとに出たら買うけどさ。写メの写真でいいから。(FC会報ネタ)
ここでまた、ダンディなジャズメンたちがステージに帰ってきます。軽いメンバー紹介を交えつつMC。なんでも、サックス吹きのおじさまは西村さんの同窓生だそうですよ。3つ違いだそうなので、同時期に在籍してたわけではないみたいですが。この3つ違いというコメントに、場内騒然。いやまあ、どっちが老けてるとかそういう感じじゃなくて、やってる音楽のジャンルが違うとこうも見た目が違うのね、という感想になるかなあ。おじさま、お茶目だし。
そのまま、ジャズメンたちの演奏が始まります。渋いなあ。いやその、前述のとおりよく判らないんですが、演奏している姿が素敵にダンディだったのでいいや。
1曲終わって西村さんが帰ってきて後半戦。FREAKSでは実はすんごく難しいことやってんのかなと思いました。譜割とか。クリスマスソング「きらめく星のメリーゴーランド」はしっとりと甘くロマンチックに。カップルは体寄せ合って指輪でも渡しちゃってくださいよな勢いですよ。が、続くLEFT ALONEは失恋ソング(笑)ここは石神井公園のボート乗り場か。(注:いや、石神井公園カップルがボートに乗ると別れるという迷信がね……)ああでも、歌声は切ないです。夕暮れ時、長く伸びた影を見つめつつひとり、と。む? リアレンジじゃなくて新曲ならなんか出てくるのかな。いや、これはカバーだけども、自分原曲しらないからなあ。
本編はお一人のPEACE LOVIN'MANで幕を閉じ、「まだ歌いたい」てことでアンコール「ひまわり」夏の曲ですけど、ほんのり温かい気持ちになる声でした。

以前この人はベーシストだなあと書いたんですが、今回たっぷり歌を聴いてその声の魅力に惚れ直したちうか。いえ、今回一度もベースに触らなくてもベーシストだな、とニヤリとする場面もあったんですが。フェンスのときとはまた違った、柔らかくて艶のある声にうっとりしたのでした。来年もあるなら、ぜひまた行きたいです。