あけましておめでとうございます。

何かとばたばた忙しかった2005年も終わりまして。年が変わりました。年明けからイベント盛りだくさんで、ときめくことこの上ないですが、予定の調整がなかなかに「痛恨」です(笑)
年末はぼんやり紅白を見ながら、どうしてこんなに演歌はつまらなくなっちゃったかなあとか考えていました。自分の若い頃はチャート上でも歌謡曲と演歌が拮抗していて、好みから外れているなりに頭に残る曲もあったように思うんですが、昨今の演歌のテンプレっぷりはすごいなあ。前日に阿久悠スペシャルなんか見てたもんだから、余計に。演歌はいつの間に伝統芸能になったんでしょうか。ジャンルがテンプレ化してどれ聴いても同じになっていく、というのは、昔からあったことだと思うんですが、(クラシックとかもそうなんかな)その過程を肌で感じることができたのは演歌が初めてだったので、ちょっと驚いています。ちゃんと聴いていないので的外れかもしれませんが、聴く人の気持ちを代弁できるような演歌は「孫」で終わっちゃったんじゃないかという気もしたりして。チャート上位を演歌が占めていたあの頃、子どもだった自分にはピンと来ないけれど、確かに大人たちにとってはリアルな歌だったんだろうになあと。
まあ、私の叔母の世代からビートルズが入ってきたようなので、そろそろ孫を持つ世代の「思い出の曲」もロックやフォークやニューミュージックだったりするんだと思うんですが。ジャンルからリアリティが消えていくのは寂しいので、頑張って欲しいなと思います。「これが○○だ」と決められて、それに否やを唱える人がいなくなったら、ジャンルとしては終わっちゃうんだと思うので。