高周波治療

CMJKさんの日記(CMJK)で、「年取って激しい音楽を聴くのが苦痛になるのは、中耳筋が衰えて高周波を聞くのが苦手になるためである」「中耳筋が衰えると老け込むが、中耳筋は訓練することが出来る」「だからお前らクラブ行け」(無理やり三段論法に要約)というネタを拾いました。クラブ行きたいなあ。通い倒してたあの頃、私健康だったなあ。。……じゃなくて。これ、なんか実感として判るんですよ。
自分には5年くらいまともに音楽を聴いてない時期というのがありまして。環境の変化でそうそうヘッドホンをかぶっていられないというのもあったんですが、その間、音楽を聴いてた時間をテレビを見ることに使い始めたら、どんどん体がテレビ慣れしてくるですよ。実家にいたころは自室にテレビがなかったので、どちらかというとテレビの前にいるのは面倒でした。自分の巣以外だとテレビ見るしかすることがないじゃないですか。それなら自室で音楽聴きながら色々やったほうがいいなあと思ってる、そんな人だったんですが。結婚してダンナとテレビを見ながら歓談する時間が増えてくると、音楽を聴くのが億劫になってきたのでした。なんつか、体の照準がね、テレビに合っちゃったというか。退化というより変化なんですが、映像と音が一緒にないと退屈を感じるようになったりして。その頃はドラマが面白くて、役者さんにときめいたりしてました。
それがこう、FENCE OF DEFENSEにハマって生活が音楽中心にシフトすると、耳が変わってきたんですね。実はハマり始めのころ、普通に入手できる音源としてフェンスのリミックスアルバム2枚を買ったんですが、これがねえ、最初ダメだったんですよ(笑)なんか聴くのが苦痛で。同時期に聴かせてもらったL.A.S.T.やP.T.Eもいまいちつらかったり。digitaglamとか前から好きだった曲は普通に聴けたので、当時は好みじゃないのかなとぼんやり思ってたんですが、しばらく音楽漬けの生活を続けてから聞き直したら、すんごい気持ちいいわけですよ。いやもうびっくりした。中耳筋かどうか判らないんですが、とにかく訓練できたわけだ。
他にも、ハマったミュージシャンによって聴く音楽のジャンルが変わるという経験もあったことを思い出しました。TM三昧だったのが、大学で軽音楽部に入って他の人のやってるのを聞いてると、バンドもいいかなと思ったり。(そこでハマったのは筋少でしたが)電気GROOVEにハマってでじたりやんな頃は、CUTEMENをとっかかりにずぶずぶテクノへ。CUTEMENが解散してCONFUSIONになると、ニューウェイヴが気になりだし。今、フェンスのおかげでギターと生ドラムが気持ちよくなってきたんで、そっち方面に行けるのかなという感じです。テクノっ子だったころは、スピーカーが割れるような重低音と、リズムマシンとシンセがあればいい人だったんだけどなあ。POLYGON WINDOWのQUOTHなんてリズムしかないぞ。いや、すげーかっこいいけど。
だんだん何が言いたいのか判らなくなってきました(笑)なんだろう、自分はまだ30代なんであれですが、もしかすると、いくつになっても中耳筋は鍛えられるのかもしれない。だからこう、音楽を聴きに出かけていく先が年齢とともにライブ→コンサート→リサイタルになってしまうことも、聴き続けていれば防げるのかも。ものすごい濁しましたが、いくつになってもライブハウスでうきゃうきゃやりたいなあと、そんな感じです。……ああ、クラブ行きたい。